• "手当"(/)
ツイート シェア
  1. 彦根市議会 2011-03-17
    平成23年 総務常任委員会 本文 開催日: 2011-03-17


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前8時59分開議 ◯委員長安藤 博君)   ただいまから総務常任委員会を開催したいと思います。  今期定例会において本委員会に付託されました案件につきましては、各位に配付しております委員会審査事項のとおりでございます。  お諮りいたします。  各議案のうち議案第10号および議案第13号から議案第16号までの各議案については案件ごと審査をお願いすることとし、議案第20号および議案第21号の議案審査に当たりましては、いずれも彦根総合計画に関係するものであり、それぞれに関連があることから、採決を除き一括で審査をお願いしたいと思いますが、このような審査方法でご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。  最初に、議案第10号平成23年度における彦根市長等の給与の特例に関する条例案の件を議題といたします。  提案者説明を求めます。  人事課長。 3 ◯人事課長馬場孝雄君)〔議案第10号について提案説明〕 4 ◯委員長安藤 博君)   これより議案第10号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯委員長安藤 博君)   質疑がないようでございますので、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第10号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 6 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第13号彦根事務分掌条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。
     提案者説明を求めます。  人事課長。 7 ◯人事課長馬場孝雄君)〔議案第13号について提案説明〕 8 ◯委員長安藤 博君)   これより議案第13号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 9 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第13号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 10 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第14号彦根市副市長定数条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者説明を求めます。  人事課長。 11 ◯人事課長馬場孝雄君)〔議案第14号について提案説明〕 12 ◯委員長安藤 博君)   これより議案第14号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  成宮委員。 13 ◯委員成宮祐二君)   条例そのものは特に問題ないと思うのですが、連動しますので、若干、関連する問題で質疑します。  ご存じのように、今ご説明がありましたように、特に定住自立圏構想の執行で総務省本庁から藤井市長を迎えたということでありますから、私ども、そういう意味では本会議も含めていろいろと議論をさせていただきまして、2人にすることについては必要ないと反対をしました。それはそれなのですけれども、そこで議論をした中で、まず、藤井さん個人の意思もありまして、やめられたということはやむを得ないかと思うのですが、それではこの方がやっていた仕事は今どうなっているのか。特に議論をしましたときにも、やはり中央省庁との連絡調整も含めて、この藤井氏にやってもらえるということも必要性の一つとして説明いただいたのですけれども、その辺はどうなっているのか、どうしようとしておられるのか、まずそれをお尋ねしたいと思います。 14 ◯委員長安藤 博君)   市長。 15 ◯市長獅山向洋君)   藤井さんの個人的な事情でこういうことになったわけでございまして、その点は総務省の方もある程度責任を感じておられるようでして、現在、藤井さんがいなくても、特に定住自立圏関係に関しては総務省と十分な連絡調整がとれている状況でございます。  それともう1点、ほかにもいろいろ職務はあったわけですが、特に定住自立圏関係に関しては藤井さんに非常に努力していただきまして、1年半の間でしたけれども、4町との関係も非常に構築されたということでございます。現在、4町との関係も非常にスムーズにいっておりまして、そういう意味で、藤井市長がいなくなったから突然これこれこういうことに支障が生じたとか、そういう状況ではございません。むしろ彦根市の職員と4町の職員との間の交流関係が現在非常に円滑にいっておりまして、たくさんあります分科会もそれぞれきちんと進んでおりますし、機能も果たしているという現状でございます。  そういうことで、2年間というお約束だったのですが、6カ月早くおやめになったという事情はございますけれども、それほど影響は出ていないと私は思っております。 16 ◯委員長安藤 博君)   成宮委員。 17 ◯委員成宮祐二君)   当初の議論はそれとして、今おっしゃいますように、そういう意味でのいろいろな調整をしていただいたということはよく知っています。でも、結局それが全部職員に負担がかかっているのではないかと私は思っています。それが、そもそも各部担当に分かれているのでいいのだという話かもしれませんけれども、当初の議論の際、藤井氏を迎えなくても、副市長を増やさなくても、市の職員のだれかを担当にしてお願いしてはどうかという提起もした経過もあると思っているのですが、その点でも、さっき言いましたように、単に定住自立圏だけではなくて、全体の中央省庁の連絡もということで、この1年半ほどでやっていただいたかもしれませんけれども、やはり一番心配しているのは、それぞれの部局で、藤井氏がいたときからかもしれませんが、それが増えているのではないか。これからこの定住自立圏構想も、5年が一つのめどですけれども、それ以降も計画の進捗、また進展によって延期できるという話も聞いている中で、この辺もそのままのスタイルでいくのかどうか。  あえて私は、副市長を2名置いておかなければいけないという議論ではなくて、そういう位置づけで来ていただいた藤井氏が、個人の都合でそうなったのはやむを得ないと思いますけれども、今後の展望も含めてどのように考えておられるのか、ちょっと外れるかもしれませんけれども、その点でお尋ねしておきたいと思います。 18 ◯委員長安藤 博君)   市長。 19 ◯市長獅山向洋君)   既にこの定住自立圏構想は、基本的な計画を立てる段階から非常に具体的な計画、さらに実行の段階に入っておりまして、そういう意味では藤井さんが一定の役割を果たされて、まさに現在は担当レベルの問題になってきておるということです。ですから、率直に申し上げますと、藤井さんがおやめになって仕事が増えたのは市長、副市長でございまして、担当レベルはもともとそのようになっていくという前提で進んでおりましたので、特に仕事が増えたとは考えておりません。  ただ、今まで藤井市長が4町の町長あるいは副町長といろいろ交渉していただいていたことに関して、彦根市の副市長あるいは市長がそれをやらざるを得ないようになったということでございまして、その点、ご理解いただきたいと思います。  それから、今後のことでございますけれども、私どもとしましては、ご承知のとおり、定住自立圏構想近畿圏の中でも既に長浜市が手をお挙げになったとかいろいろあるわけでございますけれども、一番の先行実施団体彦根市であったということで、表現は悪いかもしれませんが、総務省としては彦根市が近畿のショーウインドーのような考え方を持っておられまして、彦根市がうまくいかないと近畿地方でもちょっと困るのではないかというお考えは持っておられますので、今後も総務省としてそれなりにいろいろと、人的、物的にご配慮いただけるのではないかと期待いたしております。  以上です。 20 ◯委員長安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 21 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第14号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 22 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第15号彦根職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者説明を求めます。  人事課長。 23 ◯人事課長馬場孝雄君)〔議案第15号について提案説明〕 24 ◯委員長安藤 博君)   これより議案第15号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  成宮委員。 25 ◯委員成宮祐二君)   私、本会議でもこのことはいいことだということで発言をしましたが、シビアに言うと、最初に提起されておりますように人材確保が難しいということで、それはそれで私も理解できるのですが、いわゆる根拠、300円を500円とか、6時間以上は7,500円を7,900円とか、これで人材確保が十分なのかという質問はしませんけれども、極論をすれば、今の7,500円を倍にしたらもっと確保できるのかというとそういうものでもないと思うのですが、その辺の見通しなど、これは病院の方の見解かもしれませんけれども、どういう議論をされたのか、考え方の基本だけ教えてほしいと思います。 26 ◯委員長安藤 博君)   人事課長。 27 ◯人事課長馬場孝雄君)   この増額の件につきましては、県内他市の公立病院等支給状況を勘案しまして、また、職員組合とも十分協議させていただきまして、先ほど申し上げました人材確保の観点から増額をさせていただくものでございますので、よろしくお願いいたします。 28 ◯委員長安藤 博君)   細江委員。 29 ◯委員細江正人君)   この間、現場の方の話などをお聞きする機会がありまして、これは大変いいことだと私も評価をするわけでありますが、病院では改革プランを立てておられまして、その改革プランにおける考え方との整合といいますか、そういうものについて少し説明をいただきたいと思います。 30 ◯委員長安藤 博君)   副市長。 31 ◯副市長松田一義君)   現在立てております改革プランにつきましては、医療内容を充実し、入院や外来などに来られるお客さんにどう対応するかということ、薬剤も含めて、いろいろな形で経費の効率的な見直しをするという中で対応しておりまして、特に人件費を削減するという部分での、いわゆる計画の中での大きな位置づけはございません。  逆に、医師、看護師、そういうスタッフをどう充実するかという情報の方が、経営改革プラン検討委員会の中でも、いろいろな病院院長先生等も来られておりまして、その辺の努力等も十分聞いておりますので、人件費を削減するのではなくて、どのようにして働きやすい職場環境にするか、魅力ある病院にするかという論議の中でございますので、その中で病院人件費の比較をしたり、確保にどういう努力をしているかとか、そういう部分でのお話はございました。そういうものも含めて、待遇を改善すべきというところについては、当然待遇を改善すべきだという考えでございました。 32 ◯委員長安藤 博君)   細江委員。 33 ◯委員細江正人君)   経営理念として大変いいことだと思いますので、そういう考え方で進めていって、市民が安心する、大変役に立つ病院にしていっていただきたい。施設そのものはもう少し余裕がございますので、先生方を確保していただきまして、その施設が十分機能するような形態にしていただきたいと思います。 34 ◯委員長安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 35 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第15号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  辻委員。 36 ◯委員(辻 真理子さん)   私は、議案第15号彦根職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案に対して、賛成討論を行います。  私は一昨日の予算特別委員会におきまして、働きやすい環境づくりを進めて、医師・看護師等の確保・定着を図るため、平成23年度の当初予算において各種手当増額が計上されたことにつきまして質問をさせていただき、これに対しまして看護部長からは次のような説明がございました。「子育て中の看護師に対しては、院内保育所の充実により同じ敷地内に子どもを預かっていただくことができ、日勤も深夜の当直勤務も安心して働くことができるようになりました。さらに、学童保育の実施により、小学生の子を持つ看護師も安心して子どもを預かっていただくことができるようになりました。これによって、子を持つ世代看護師が定着して働いていただくことができるようになるという予測である」とお聞きいたしました。  しかし、子育てを終えた世代看護師からは、子育て中の世代に代わって当直を負担する機会が多くなり、そのことに対する不満もあったということから、当直手当増額も必要であるとの見解に至ったという説明もございました。  最初、私は子育て世代に対して、済んだ人がどうして温かい目で見てあげられないのかと思いましたが、しばらく考えてみましたら、私たちの世代の方が看護師をしていらしたときに、子どもだけを家に置いて当直に行っていらした間に出火したということがございまして、子どもたちだけを置いて看護師当直に行ったということが非難された時代がございました。そういうことを思い出してみますと、今子育て中ではなく、子育てが済んだ世代の私どもの年代の方の看護師が、本当に過酷な状況の中で子育てをしながら看護師の仕事をしていただいたのだということを思い返して、増額に対してはやむを得ない結果だなと思いました。  また一方、滋賀県の公立病院においては、公立高島総合病院公立甲賀病院近江八幡市立総合医療センターとの比較において、それぞれ、深夜勤務手当が幾分少ないとのことで増額の要求があったことへの対応があったとの説明も伺いました。医師・看護師不足のために病床稼働を制限せざるを得ない現状からは、看護師の定着を図るためにやむを得ないと考えます。  一方、社会全体に視野を広げてみますと、女子大学生就職内定率は50%とも言われております。4回生の終わりに近づいても、まだ内定がもらえていない女子大生がたくさんいるのが現実でございます。それなのに看護師という業界では圧倒的に人員が足りない、このミスマッチを何とか解消できないものかと私は考えます。看護部長も、市立病院看護師奨学金の利用を進めるには、高校生の1年生、2年生から看護師という職業の啓発に努めることが大事であるとおっしゃっておられました。看護師という職業は志と能力と体力とやさしさが求められる重要な職業でありますが、やりがいのある職業でもあります。このたびのように、津波による多大な人命の損失は国民の痛みでもあります。今後は早い時期から、人の命を守る看護師という職業への啓発に、市立病院彦根市も一体となり取り組んでいただきますように提案させていただいて、私の賛成討論といたします。 37 ◯委員長安藤 博君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 38 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  続いて、議案第16号彦根市税条例等の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者説明を求めます。  税務課長。 39 ◯税務課長黒澤茂樹君)〔議案第16号について提案説明〕 40 ◯委員長安藤 博君)   これより議案第16号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  成宮委員。 41 ◯委員成宮祐二君)   たくさん説明いただきましたが、前納報奨金の問題です。今、幾つかの理由を述べていただきましたけれども、当初、この制度が始まったのが昭和25年から、終戦の混乱期、それはそれでよくわかるのですけれども、今説明いただいたように、不公平感もあるということや、コンビニ収納などが入って収納率もよくなったというのは事実でしょうけれども、皆さん方の発想でして、今日的経済不況の中で、やはり大変だけれども、払わなければならない税金だったら前納報奨制度がある、そちらで払おうかという人もいるのです。  失礼ですが、所得が少なくて大変だなと思う所帯を見ていても、税金だけではなくて、そういうのはかなりまとめて払っておられる家もあります。そういうことから見ると、今ご説明いただいた3点なり4点なりということですが、これは、今私が言ったような実態はどのように把握しておられますか。 42 ◯委員長安藤 博君)   納税課長。 43 ◯納税課長(西川政美君)   現在の実態ということですが、これまで前納報奨金につきましては、県下の各市の状況等を確認するなり、報奨金の交付額等を勘案して検討したわけでございます。一番懸念されるところは資金の計画と収納率。特に納税につきましては収納率等への懸念が考えられるわけでございますが、これまでも報奨率を順次下げておりますし、年度の状況を見ましても影響等は少ないと考えておりまして、今回改正をさせていただく運びとなったわけでございます。よろしくお願いします。 44 ◯委員長安藤 博君)   成宮委員。 45 ◯委員成宮祐二君)   今のは私のお尋ねに答えてもらったとは思っていません。これは、一般商売の皆さんでも、大量に買った場合には割引してくれるという今日的な流れの中で、今おっしゃいますように、コンビニの収納もできて収納率が高くなったと、九十何%になったというのは取る側の発想ではありませんか。前納報奨制度が減ってきたのも事実かもしれませんけれども、先ほど私が言ったような例、全然答えてもらっていませんが、そういう苦労をしてでも払う努力をしていただいている、その場合には少しでも安い方がいいというのは、やはり発想としてありますよ。  三つ目で言われたように、経済的な力のある人を助ける制度かもしれないけれども、そうでない方もあるということを見ないと、今の答弁では全然答弁になっていません。そこをきちんと見たのかどうかをお尋ねしているのですから、もう一遍答えてください。 46 ◯委員長安藤 博君)   副市長。 47 ◯副市長松田一義君)   前納報奨金につきましては、市民税におきましても、普通徴収税につきまして同じような年何回かの納期になっているわけでございますが、これにつきましては、特別徴収という形で徴収した場合には何ら恩恵がないということがございますし、全国的に見ましても口座振替等で定期的に納めておられるという状況もございますし、今の率が非常に低くなって限度額も非常に下がっておりますので、幅が非常に少なくなっておりますし、この時期、そういうものについて整理をさせていただきたいというのが第1点でございます。 48 ◯委員長安藤 博君)   市長。 49 ◯市長獅山向洋君)   本制度ができたときのいきさつから言いまして、一つは、これは私も知らなかったのですが、今の言葉でいえばキャッシュフローというのでしょうか、彦根市そのものの資金繰りということで、前納報奨金を払ってでも、ある一定の期間内にかなりのお金が入ってきたら、彦根市の資金繰りがその時期非常によくなるというような一つの事情があったようでございます。昨年もそういうことで一旦いろいろと検討したのですが、そのときの意見ではキャッシュフローという問題が出てきまして、1年間ほど延ばしたという経過があるわけです。その間にいろいろと調査をさせたのですが、県内ではほとんど彦根市が最後ぐらいになっているという一つの事情がございます。  もう一つの理由は公平性の問題です。というのは、現在、金利がゼロというような状況になっておりまして、それに対して前納報奨金を払うと一種の利払いのような形になりまして、それがかなり高率になってきているわけです。これは何年もかけてどんどん下げてきてはいるのですけれども、それでも、ゼロ金利の時代においては、早く払った方がある意味では得をするというような不公平感が出てきつつあるということでございます。  それと、今、課長の方で説明しましたような、いろいろな、それ以外の納税の方法も出てきているという観点から、やはりこの制度は一つの役割を果たしたのではないかと。特に今の社会情勢においては、続ける方がかえって不公平になるというような考え方でございます。 50 ◯委員長安藤 博君)   成宮委員。 51 ◯委員成宮祐二君)   今の市長の話もわからないでもないです。それでは納税課に聞きますけれども、この前納報奨制度があったときに、私が言った例のように、無理をして、頑張ってまとめて払ってもらったと。ところが、今の制度になっていったらそういう方は払えなくなる、未納になってくる人はあると思いますか、ないと思いますか。 52 ◯委員長安藤 博君)   納税課長。 53 ◯納税課長(西川政美君)   先ほども申し上げましたけれども、これまでの報奨率等の切り下げの際にも、収納率等への影響というのは見られておりません。また、今回は廃止ということになりますので、もちろんそういったものも懸念はされますが、先進的に取り組み等をされておられる先進市の状況等も確認したところ、収納率等に大きな影響は見られないということでございまして、今後、収納等に努めてまいりますが、今回のこれで収納率に大きな影響というのはないと思っております。 54 ◯委員長安藤 博君)   ほかにありませんか。  細江委員。 55 ◯委員細江正人君)   市長のご答弁で答えが先に出たようなところもあるのですが、期日が2週間延びるということもあわせて少しお尋ねを、もう一度確認をさせていただきます。  資金運用にかかる影響度はどの程度のものか予測されたと思いますが、どの程度のものであったかということと、それに伴う特段の手当ては必要にならないのかということを少しお尋ねしておきたいと思います。 56 ◯委員長安藤 博君)   会計管理者。
    57 ◯会計管理者(山田茂生君)   資金計画の部分についてお答えさせていただきます。  さきの11月議会の本会議でも少しお答えさせていただきましたけれども、毎日、収支の日計をとっております。四つの金融機関からいただいております。それが月ごとに月計という形で取りまとめております。年間の資金の状況を眺めますと、これは毎年同じ流れなのですけれども、3月末は非常に支出が多い割には収入が少ないということで、かなりの額のマイナスということで4月に繰り越します。しかし、3月31日と4月1日、2日間だけの当座借越という形で、当座預金で一時的な借り入れをするわけでありますけれども、4月1日になりますと収入がありますので、それは解消できると。  そして、4月、5月とまいりまして、5月末には、幸いなことに起債の借り入れでありますとか国庫金等、かなりの額が入ってまいります。ちなみに、平成20年5月末では18億円ほどのプラス、平成21年ですと12、13億円程度のプラス、平成22年ですと25、26億円弱のプラスで推移いたしておりまして、ことしの見込みは、まだ確定ではございません、あくまで見込みですが、一応、十数億円の黒字ということで、前納報奨金がなくなった場合、従来、5月中に前納報奨金を利用して支払っていた方がどのような納税行動をされるのか、私にははかり知れないのですけれども、なくなりましても、今の状況では、少なくとも5月末、6月にかけましても、通年、資金繰り的には何とか、入ってくるお金が多いにこしたことはございませんけれども、それはクリアできると考えております。 58 ◯委員長安藤 博君)   今、資金運用の期間の関係からのご質問だったのですけれども。  納税課長。 59 ◯納税課長(西川政美君)   前納報奨金での資金等の問題でございますが、平成21年度でいいますと、前納報奨金の対象となります市民税普通徴収分と固定資産税の分で……。 60 ◯委員長安藤 博君)   総務部長。 61 ◯総務部長(中嶋 修君)   これを廃止する際には、会計管理者からお答えもいただきましたけれども、当然、資金繰りのことも確認しながら、大丈夫だということを確認しております。その際、資金の状況もありますし、それから前納報奨金という形で、早期に回収するために出しているというのは金利を払っているような感じになるのですけれども、それを廃止しても資金繰りがきちんといけるということですので、コスト的には、前納報奨金というのはなくなる方が、市のコストとしてはかからなくなるのではないかということを一つ考えております。  それと、コンビニ収納の話も、取る側のということですけれども、皆さんにいたしますと、納める場所が増えるということで、そういった利便性も高まっているということは感じているところでございます。  それと、細江委員ご質問の収納期間ですけれども、これは前倒しでございますので、資金の収納期限はそのままになっていますけれども、前に倒して収納期間が長くできるということですので、これは、市民の方の利便性が高まるという方向かと私は判断しております。 62 ◯委員長安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 63 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第16号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  成宮委員。 64 ◯委員成宮祐二君)   議論が十分できたと思っておりません。また、いろいろご答弁をいただいた中で、今、総務部長にお答えいただいたことも含めて、そういう判断があるのであろうという予測はつきますけれども、先ほど質問の途中でも言いましたけれども、私は彦根市の都合で言っている部分がかなり多いと思います。市長の答弁の中でしたでしょうか、金利ゼロの時代に、かえって利子を払っているようなものだと、形から言えばそうかもしれませんが、現在そういう制度があって、お答えはいただきませんでしたけれども、前納で頑張っておられる人、それはいろいろと層を分けなければわかりませんから、詳しくは出ないかもわかりませんけれども、そういう人たちの利便を考えたら、今、急いで制度をやめる必要はないと私は思います。  本会議でも、どなたかの質問に、こういう税なり国保料なり、そういうお金をできるだけ厳格にもらうでしたか、ちょっと言葉は忘れましたが、そういう意味でもそれは払ってもらう必要がありますけれども、かなり無理をして、特に国保あたりは全国で問題が出ているということからしましても、この可能性は残しておいた方がいいと思いますから、私はそういう立場でこの条例案には反対をいたします。  以上です。 65 ◯委員長安藤 博君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 66 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  続いて、議案第20号彦根総合計画基本構想を定めることにつき議決を求めることについて、および議案第21号第三次彦根市国土利用計画を定めることにつき議決を求めることについての件を一括議題といたします。  提案者説明を求めます。  企画課長。 67 ◯企画課長(野崎典秀君)〔議案第20および議案第21号について提案説明〕 68 ◯委員長安藤 博君)   これより、議案第20号および議案第21号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第20号および議案第21号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 70 ◯委員長安藤 博君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって、議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第10号平成23年度における彦根市長等の給与の特例に関する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 71 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号彦根事務分掌条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 72 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号彦根市副市長定数条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第15号彦根職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号彦根市税条例等の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  議案第16号は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。    (賛成者起立) 75 ◯委員長安藤 博君)   ご着席ください。起立多数であります。  よって、議案第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号彦根総合計画基本構想を定めることにつき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号第三次彦根市国土利用計画を定めることにつき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第21号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  なお、本委員会審査結果報告書等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 78 ◯委員長安藤 博君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  暫時休憩いたします。                               午前10時15分休憩                               午前10時26分再開 79 ◯委員長安藤 博君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、定例会でもございますので、所管事項に対する一般質問を行いたいと思います。  質問はありませんか。  成宮委員。 80 ◯委員成宮祐二君)   1項目だけお願いします。地震が大問題になっていますので、危機管理問題について若干お尋ねをしたいと思います。一定の私の用意した分はお届けしましたので、よろしくお願いします。全部言いますので、お願いします。また、皆さんも議論があると思います。  順番はいろいろですが、一つは、今回の大地震の問題で、特にここと違うのは、津波があったということでは全然違いますが、やはり地震の可能性はあると言われている中で、いろいろ見ていますと、今もいろいろな備蓄品を置いていただいていますが、今、この中で問題になっているのは乾電池など、そういう部分がかなり不足しています。買い占めまで始まっているということになっておりますので、そういう点で備蓄品、私、全部知らないので申しわけないのですが、大丈夫なのかどうかという点をお尋ねしたいと思います。  それから、2点目としてライフラインの問題です。この辺の確保、ライフラインといっても幅広いのですけれども、今聞いていますと、電話もだめ、携帯までだめという事情が出ていたようですが、その点ではどういう見通しなのか、または一定の見直しが必要ではないかということでお尋ねを出しました。  それから3点目ですが、炊き出し体制です。これもいろいろ用意はしていただいておりますが、やはり水の確保、それから今問題になっている、寒いときですから灯油、ガソリン等の確保の問題などがどうなるのだろうという点では考えます。あんなに大きい地震があっては困るのですけれども、今見ていても、政府なり、全体が統括する、これはここの問題ではないかもしれませんが、そういう体制がないと、それぞれの県や該当市の努力だけではできない部分もあると思うのですが、この点の見解があればお尋ねしたい。  さらに、少し多くなって申しわけありませんが、停電対策。特に今回、原発が問題を起こして供給できないということからそういう停電も起こっているのですけれども、自宅で透析をしたりいろいろな治療をしておられる方も、電気がなかったらいけないという点では問題になっています。その点では、我々がどうするかという話ではないと思いますけれども、病院あたりは自家発電機を持ってもらっていますが、そういう部分の対応をどうお考えなのか。さらに、あわせて原発の問題も、この間知事が、滋賀県の計画も根本的に見直さなければならないという見解をしておられましたけれども、その辺で、彦根はもう少し遠いですけれども、どんなお考えがあるのかお尋ねしたいと思います。  さらに、五つ目ですが、特に私が気になっているのは住民の名簿の問題です。ここの委員会、直接ではないかもしれませんが、やはり危機管理の部分で、自治会で住民名簿を持っている必要がある。私は今、日夏に住んでいますが、それでもかなりわからないようになっています。いろいろな家族構成の問題で、おじいさん、おばあさんが娘のところに来ておられるとかということで、日夏でもそういう点でわからない部分があるのですが、こういう点での方法がないのか、特に自治会という関係で見ると、そういう名簿を持てるような工夫ができないのかという点では、今の大震災を見ていても、あれだけひどいのは別ですが、全然わからないということでは困るのですが、危機管理室中心ですけれども、その点でご見解があればお尋ねしておきたい。  それから最後ですが、避難体制の整備の問題、それから仮設住宅の問題、ここらが、仮設住宅、今準備しているということではいきませんけれども、どういう算段なり心づもりがおありなのか、基本点で結構ですのでお尋ねしておきたいと思います。  以上です。 81 ◯委員長安藤 博君)   市長。 82 ◯市長獅山向洋君)   今回の東北関東大震災について行政として考えるべきことは、まず、被災地の皆さんに対してどう対応するかということと、今後どのように考えていくべきかという、二つに分けて考えなければいけないと思います。  現状というか、とりあえずの対応の問題でございますが、まず一つは、自慢ではございませんが、彦根市は備蓄は比較的よくやっている方だと私は思っております。その内容につきましては危機管理室の方からお答えいたします。そこで、彦根市は、日曜日ですが、3月13日に対策本部を立てておりまして、親善都市である水戸市には、備蓄していたもの、改めて買い求めたものを含めまして、既に2回にわたって緊急輸送をしたわけでございます。非常に感謝されているわけでございますけれども、これは順次ご要望が変わってくるわけでございまして、恐らく今後は住宅問題になってくるかと思います。  幸いなことに、水戸市は津波の被害はなかったわけでございます。しかし、原発の関係で、福島県の方から、どれだけ茨城県あるいは水戸市に引き受けてもらえるかというような問い合わせが現に来ているようでございます。それも何百人単位で来ているようでございまして、そういう関係からいいますと、彦根市としても考えなければいけない。けさも既に水戸市の方に、彦根市の方もそういう対応を考えたいので、いろいろとご要望があれば言っていただきたいとお伝えいたしました。  現状では、現在、水戸市として何とか対応はできているけれども、今後、福島県の方から避難してくる人もどんどん増えてくる、あるいはまた現に増えているということで、今後お願いする場合もあり得るというようなお答えでございます。その節にはよろしくお願いしたいということでございました。  そこで申し上げておきたいのは、既に国からも問い合わせが来ておりますが、公営住宅の空きがどれだけあるかというような、まさに行政的感覚での問い合わせというものになってしまうわけでございますが、こういう事態になりますと、彦根市にもアパートなどがいろいろとあるわけでございまして、そういうものを、常に何かというと、国、県の方にお金を求めた上で、市としては3分の1出しますとか、こんな話になってしまうわけですが、やはりこういう事態では、そういう話も必要ですけれども、同時に市民の方々も義援金を出そうということもおっしゃっていますし、また、彦根市は彦根市で一定の負担をしなければいけません。場合によっては、対象とする市をどこにするかは別にしまして、対象とする市から、現実に家賃なども何分の1かを出してもらうとか、もう少し幅広い発想でかなりの人々を受け入れられるような考え方をする必要があるのではないかと思っております。そういう観点で、今後、議会の方にもいろいろとご相談申し上げると思いますが、よろしくお願いしたいと思っております。  それと、何を必要としておられるかを確認した上でそれに対応するということが非常に重要でございまして、気持ちだけで、あれが要るだろう、これが要るだろうと考えてそのまま送ると、かえって相手方に迷惑をおかけすることにもなりかねないわけでございまして、その点、我々も十分に考えながら、きちっとご要望にお応えするような方向でやっていきたいと思っております。  極めて大ざっぱな方針のような言い方になりましたけれども、細かい話は担当の方からご答弁させていただきます。 83 ◯委員長安藤 博君)   危機管理室長。 84 ◯危機管理室長(織田文雄君)   1点目の備蓄品の状況でございますけれども、現在でございますが、非常食といたしまして2万2,000人分の三食分、計画として6万6,000食を計画しておりますけれども、現在は4万3,800食、約66.4%の充足でございます。  飲料水につきましては、計画では500ミリリットルを8万8,000本となっておりますけれども、現在1万3,036本、これは14.8%という状況でございます。そのほかにも粉ミルクとか、そういうものを備蓄しております。  その他といたしまして、毛布1万5,000枚の計画に対して、これは100%、1万5,000枚充足しておりますし、ろ過器につきましては17台、これも計画どおり100%にしております。簡易トイレにつきましては、94台の簡易トイレにつきまして60台、これは64%ぐらいでございます。  その他、日用品セットとかラジオ、衛生用品等を逐次準備しておるわけでございますけれども、今後につきましても、この備蓄を充足するよう計画的に充足率を上げていくように処置をしていきたいと思いますし、また、今しているもの以外に必要なものにつきましては、今後検討して、備蓄量、種類を増やしていきたいと考えております。  乾電池につきましては、備蓄で置いておりますラジオつきライトとか、市の避難所に置いている部分につきましては乾電池等を置いておりますけれども、そのほかの、一般の方に対しての備蓄ということは今のところございません。  次に、ライフラインですけれども、ライフラインにつきましては、各事業所に積極的に復旧活動をしていただくという以外に、我々の方からではなかなかできない状況であると考えております。また、炊き出し等の体制と言われましたけれども、水は全国の水道協会等を通しまして給水応援等をお願いして、近隣市町村とか全国から来ていただくような状況になりますし、灯油、ガソリンにつきましては、市が協定しております、例えばガソリン等の燃料ですと一圓テクノスと提携して、そういうところから手配していただくとか、LPガスはLPガス協会の方を通じて、全国的にしていただくというような状況になるかと思います。停電につきましても、関西電力にお任せしなければこれは市ではどうすることもできませんので、その辺はご理解願いたいと思います。
     原発につきましては、県が防災計画を見直すと言っておりますけれども、これは、美浜と敦賀の原発から長浜市と高島市が20キロ以内ということで、今、原発の関係市町村ということに入っております。その観点から県が原子力の事故について防災計画を見直すと言っておりますけれども、彦根市におきましては、美浜原発等からは約50キロの距離でございます。市の防災計画等には含んでおりませんので、今後これを見直すということはございません。  住民の自治会の名簿につきましては、私どもの所管ではないので、お答えできませんので、よろしくお願いしたいと思います。  また、避難体制の整備等につきましては、防災計画に書いておりますように、津波はございませんけれども、豪雨、河川の氾濫というものにつきましては一定の避難体制を設けておりますので、それで至急通知するなり広報するなりによって、避難体制の準備は計画的に行っていくということでございます。  また、仮設住宅の準備につきましては、防災計画の中にも、仮設住宅を建てられる公園等を指定しておりますので、そこに協力していただける滋賀県の建設業協会とかプレハブ建築協会等にお願いして、こういう事態になればそういうところにお願いをして、していただくということになろうかと思います。  以上、ご理解いただきますよう、よろしくお願いします。 85 ◯委員長安藤 博君)   危機管理室長、停電について、透析者とかの部分についての答弁は室長の方でしていただけるのですか。考え方、見解という部分があれば……。  市長。 86 ◯市長獅山向洋君)   透析の関係は、これから彦根市で起きた場合という問題はちょっとお答えできないのです。ただ、いずれ透析に関しても受け入れてほしいという要望が出てくる可能性があるのです。これは病院の方もそうおっしゃっていましたので、それについては病院の対応の問題ですが、当然病院の方も、そういう要望があれば受け入れるだろうと思っております。 87 ◯委員長安藤 博君)   総務部危機管理監。 88 ◯総務部危機管理監(横井康素君)   今回の地震は津波地震、あるいは沿岸500キロにおよぶ、広域にわたるということもありますし、その後、計画停電ということもなされておりまして、それに伴いまして、東京方面でも懐中電灯とか、それから乾電池が要るというようなことで、この辺でもなかなか手に入りにくくなっているという現状がありまして、その辺につきましては、必要なものも日々刻々と変わっていますし、広域におよびますことから、地域によって必要となる物資などもかなり変わってきております。  発災直後で、どういったものかということもまだ十分把握できていないこともありますので、その辺は今後整理してまた備蓄をしていく必要もあるかと思うのですが、それともう一つは、市民の皆さんにおかれましても、各家庭で災害に備えて、食糧とかある程度必要なものは日ごろから確保していただくというようなこともぜひお願いをしていきたいと考えております。 89 ◯委員長安藤 博君)   成宮委員。 90 ◯委員成宮祐二君)   いろいろお答えいただきましてありがとうございます。  細々と言いませんけれども、2番目のライフラインの問題で、確かにそういうご答弁だと思うのですが、携帯電話も含めて、コールが集中するのでということはよくわかるのですが、例えばニュースを見ていても、大分たってから電話が開通したという話もあります。実は私も、電話局にいた時分にそれ専門の仕事をしていたのですが、当時、大分古い話ですけれども、こういう場合には、駅に公衆電話を何台つけるとかいう計画はありました。しかし、もちろん想定ですからない方がいいのですが、避難所となるところにはやはり1台か2台は設定させるということは、今はどうなっているかわかりませんけれども、そういう確認も含めて、どうしろという話ではなくて、そういう確認もしていただく必要があるのではないかということを、ちょっと文書で書いたのでわからなかったのかもしれませんが、それはぜひ、今お答えいただくよりも、手を打っていただくことが大切だと思います。そういう意味ですので、よろしくお願いしたい。  それから、灯油、ガソリンの問題もそのように言っていただいたし、業者の皆さんも頑張っていただいているのですけれども、結局、今度みたいにあんな広域で、また、津波で家が全部なくなってしまったという点では、事態が全然違いますから、こんなことがあってはかなわないのですけれども、やはり動けないという話が出ている部分では、最後に部長にお答えいただきましたけれども、そういう体制を見直してもらう必要があるのではないかということで、今回のよそのご苦労、災難を参考にして体制をつくる必要があるという発想を持ちましたので、提起をさせていただいたところです。  それから、委員長も言ってくれましたが、これは文書に書いておかなかったのですけれども、透析の問題。病院はそういうことで、今、市長に体制は答弁をいただきましたけれども、やはりいろいろな電気を使って、自宅で治療をしている人も報道にありますね。その辺が非常に困っているわけで、今の状況のように、その人たちを全部病院へ収容することにもならないという関係では、結局、機械によって違いますが、簡単な自家発電的な体制などを考える必要があるのか、または避難場所に考える必要があるのかという点ではぜひ考えてほしいと思いますので、基本は関西電力だと思いますけれども、そういう停電対策も必要ではないかと思います。  我々、この年の人間は、戦後はしょっちゅう停電がありましたので何ともなかったし、ろうそくで済んだのですけれども、今は電気が動かなかったら何も動かないです。ですから、そういう点でも、テレビでも、家にあったろうそくを使ったとか、仏壇のところにあったのを使っているとかありますけれども、そういう単純なものではないので、やはり体制を見直してほしいという発想であります。見てほしいという発想であります。  それから、住民の問題です。所管でないというのは確かにわかるのですが、自治会でその名簿が持てないということになっているのも、総務関係の各部署ではご存じだという発想も持ちます。特に私が気にしているのは、選挙人名簿は申請したら写せますね、もちろん有権者がですけれども。その辺が例えば法的根拠でどうなっているのか私は知りませんが、そういう方法でそれを自治会で写させてもらえないのかという発想を持っています。ですから、その辺、若干関係する部局もおられますので、ご見解があれば、その点、説明をお願いしたいと思っております。  以上、ご答弁いただいた部分で追加してお尋ねしたいので、考えがあればお願いします。  以上です。 91 ◯委員長安藤 博君)   市長。 92 ◯市長獅山向洋君)   ご質問の中で、市の方の意見も少し述べておきたい部分がございますので、その点を申し上げておきたいと思います。  まず、市の方としての備蓄が十分であるかという問題で、先ほど担当の方で具体的に申し上げましたように、彦根市としてはかなり備蓄しておりますし、その備蓄品の一部を、こちらに差し支えない程度にという、微妙な言い方ですが、水戸市の方にもかなりお送りしております。  それともう1点は、市が、備蓄が足りないと言って急に買い占めに走りますと、これはまさに、今、皆さんが買い占めに走っているのに、市までがそれに追い打ちをかけるということはやはり厳に慎むべきではないかと思っておりますので、そういう意味で余り動く気はございません。しかも、残念ながら本年度は予備費を大分使いまして、ちょっと予備費が足らないようになってきている状況なんです。そういうことをご理解いただきたいと思っております。  それからもう1点、原発についてのご質問がございましたけれども、私自身は、知事が今の段階でああいうことをおっしゃること自体、かなり問題ではないかと思っているのです。と申しますのは、私は直接聞いておりませんが、既に関西電力の方からは総務の方にきちっと、関西電力の原発についてはこういう方式でやっておって、今問題になっているところとは全然違うというようなご説明もありました。しかも、建設された年代も相当違っておりまして、向こうの方は非常に古い年代のもので、しかも今回は大津波という全然違うファクターが入っているわけです。簡単に言うと、日本海側であれだけの大地震が起きて、そして大津波が起きるかどうかという問題は、日本海溝に面したところと、簡単に言うとプレートが重なっている場所と日本海とはかなり事情も違うので、そういう意味で、単純にああいうように言ってしまうよりも、関西電力の説明をしっかり聞いた上でああいう発言をなさるべきではないかという点で、私自身は少し疑問に思っております。  それと、病院関係につきましては、こちらでああいう大地震が起きた場合の対応ということにつきましてはこれからいろいろと検討させていただきますが、現状では助けに行くことが主眼になっておりまして、そういう観点から、市立病院としては、ご承知のとおりDMATで5人の先生方がいらっしゃって、特にトリアージといいますか、重症者、軽症者を判断するということで随分活躍していただきましたので、今後、医薬品もいろいろと備蓄もございますので、そういう観点から、必要があればできる限り協力してもらうように言いたいと思っております。  もう1点、通信手段の問題でございますが、幸いなことにといいますか、彦根市は鳥居本という山間地を抱えておりまして、非常事態のときにどういう連絡をとるのかということで、衛星携帯電話を何台か持っております。それと、消防の方も衛星携帯電話を持っておりまして、現状ではこういう事態ですから、しばらく衛星携帯電話を全部こちらへ戻してくれと言いまして、そして消防、それから水道、どうしても東北の方へ行かざるを得ない方々には衛星携帯電話を持って行ってもらいまして、それでかなりきっちり連絡がとれている状況でございます。そういう意味で、今後、やはり我々としても、ここで何かが起きた場合は、現に被災地でも使っておられるようですが、衛星携帯電話というものを緊急時のために一定数確保しておくということが今後必要になるのではないかと思っております。 93 ◯委員長安藤 博君)   まちづくり推進室長。 94 ◯まちづくり推進室長(片山範應君)   それでは、私の方から、自治会での住民の名簿のことにつきましてご答弁をさせていただきたいと思います。  自治会に住んでおられる方の名簿の管理につきましてはふだんから大変ご苦労をいただいていることは承知しておりまして、自治会からの要望がございますけれども、個人情報保護法の関係がございまして、なかなか住民の異動をつぶさに自治会長にお届けすることができなくなりましたので、自治会の方でも大変ご苦労して管理していただいていると思っております。  自治会の会員、住んでおられる方につきましては、基本的には自治会で住んでおられる方の名簿をつくっていただくと、それをもとに市民課の方で住民基本台帳の閲覧ができますので、閲覧して照合をしていただくということができます。それをしていただいて名簿を管理していただくということが基本だと思います。  住民登録をされている方イコール居住されている方とは限りませんので、居住をされている方は、やはり自治会の方で管理していただくというのが基本だと思います。大変ご苦労だとは思いますけれども、市民課の方で閲覧して管理していただけたらと考えております。  以上です。 95 ◯委員長安藤 博君)   成宮委員。 96 ◯委員成宮祐二君)   私のやり方がまずかったのかもしれませんが、悪いけれども、今の大震災を見本にし、それをベースに、我々、ここではどういう対応をするのかということでお尋ねをしました。市長は両方答えてもらいましたので、それはそれでいいのですけれども、これからどうしたらいいのだろうかということで問題提起したつもりでおりますので、それはそれにしておきます。  名簿の問題はそういうお答えをいただきましたし、できるだけ努力したいと思うのですけれども、さっき言いましたように、やはりこれが常に現状になっていかないと、ものが起こったときに抜けていたということになりかねない。大体の人はわかっているのだけれども、さっき言ったような例で、どこかの息子、娘のお母さんが来ているとか、お父さんが来ているというのがわからない場合があるのです。日夏でもかなりわかりませんよ。そういう点で、おっしゃった工夫もしますけれども、さっき言いましたように、選挙人名簿は写せるという法律があるのかどうか、私はそこを知りませんが、その点で、可能ならそういうことを、この保護法の関係でもできないのかということを思いますので、所管が違っても、名簿は市民課にあるのはよくわかっていますけれども、ここで、そういう可能性の問題があるのかお尋ねしたかったので、答えられないならこれで結構です。  それから、停電対策は、先ほども言いましたけれども、自宅なり、自分でやっている人たちが避難所へ行ったときにできるのかどうかという点では、もしお考えがあるなら、さっきお尋ねしたと思うのですけれども、答弁がなかったので、もう一遍、あわせてお尋ねしておきたいと思います。  あとはまた、現場では皆さんと別途相談をさせてもらいます。  以上です。 97 ◯委員長安藤 博君)   危機管理室長。 98 ◯危機管理室長(織田文雄君)   避難所におきまして、例えば発電機などですけれども、今のところ、市全体で持っている発電機は5台という状況でございます。例えば建設会社とか、そういうところへ行きますとたくさん持っておられるようなこともありますので、そういうところの協力を得て避難所に設置していただくとか、そういう方向では考えていかなければいけないと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 99 ◯委員長安藤 博君)   ほかに質問はありませんか。  北村委員。 100 ◯委員(北村 收君)   1点、今度の東北関東大震災というのは非常なエネルギーの爆発みたいなものですが、彦根市立病院が建設されるときに、市立病院は免震構造、耐震構造が非常にすばらしいという説明を受けて、工事中、私は何回も基礎の部分から見せていただきました。下にコイルスプリングのようなショックアブソーバーがついていると。そういった免震構造を完全にしている彦根市立病院、今度の東北関東大震災のとき彦根市も震度3以上の記録が出ているわけですが、病院で地震があったときの記録装置とか、そういうのは実際効果があったのかどうかというのはわかりますか。 101 ◯委員長安藤 博君)   企画振興部長。 102 ◯企画振興部長(堤 健郎君)   所管ではございませんけれども、私の記憶では、地震ごとにデータベースを保管しているというシステムは持っていないと思っております。 103 ◯委員長安藤 博君)   北村委員。 104 ◯委員(北村 收君)   そうしますと、とてつもない地震、琵琶湖の場合、西岸断層帯と永源寺の断層帯というのがあって、彦根市の場合はどちらかというと、琵琶湖西岸断層帯の方は彦根市は被害が非常に少ないと言われております。ただ、被害が一番大きいのは永源寺の断層帯、あれが起こると彦根市は相当な被害が出るということを言われているわけです。そのために、今の新しい病院が完全な免震構造と、私どもも建物の下にあんなすごいコイルスプリングが幾つもついているのを初めて見たのですが、そういうことは、こちらの本庁舎と病院とで逐次データ交換をするとか、やはり把握しておかないと、大きな地震が起こってから、実際、効果があったのか、なかったのかということでは何にもなりませんので、その点についてもしわかれば言ってください。 105 ◯委員長安藤 博君)   副市長。 106 ◯副市長松田一義君)   今回、想定以上の大地震と、それから予測できない津波という部分で大被害が起きておるわけでございます。免震構造で病院ができておるわけですが、そのデータの管理といいますか、どうであったかというものについては、委員ご指摘のあったように検討する材料かと思いますし、本庁自体が連絡を受けて対応ができるかというと、本庁がまずつぶれてしまうのではないかという不安もありますが、今回の教訓でいろいろと学ばせていただくところが多々ございますので、今回、本庁の方も耐震診断、それと、非常事態でも対応ができる部屋の確保、コンピュータも含めて重要な資料を保管する、そういうものをどうするか、市民サービスがどうなのかというものも含めて鋭意検討していきたいと考えております。 107 ◯委員長安藤 博君)   ほかに質問はありませんか。  細江委員。 108 ◯委員細江正人君)   2点あるのですが、まず1点。東北関東大震災の、今のお話の流れでありまして、学んだことに、すぐに対処しなければならないことと、それに基づいて今後しておかなければならないことの中に、情報の伝達手段、今、衛星携帯の話もありましたが、そういうことではなくて、市民全体への情報伝達の手段ということでいろいろ想定をするわけであります。  この間、私たちはエリアメールを経験しました。たしか初めてかな、みんながおりまして、全員一斉に鳴るとやはり怖いものです。そうすると、どういう状況なのかということをまず知りたいわけです。みんなが、もう来るかな、もう来るかな、もう来るかなと思っていて、結局来なかったのでよかったのですが、そういう状況の中で、それが何度も何度もあるということは、逐一情報を流していかないといけない。そのための最も有効な手段として今考えられているのがローカルのFM局であります。滋賀県には3放送局あるわけでありますが、全域をカバーできているわけではないのですが、エリアが大変狭いので、必要なところにだけ必要な情報が届くという考え方からすると大変効果のあるものであるし、実際、今の東北関東大震災で口頭での開局申請があって、許可が出されて設置されたという放送局もあるようです。  それくらい有効であるということを大前提にして、今度は彦根市に民間の放送局があります。ただ、民間でするというのはビジネスとしてやっていかなければならないということから、公共のものは採算は余りペイしなくてもいい、ちょっと言い方は難しいですが、その使命が違います。ただ、民間でやっていますと、コマーシャルベースで合わせていかなければいけないので、経営として成り立たなくなると廃業もあり得る、その範疇に入ると思います。そのときに、極端な言い方、営業が持続していればいつでも便乗できるというか、活用できる。ただし、それがあったと思っていたのになくなってしまっていたら、今度は市民も電波を入れたのに聞こえないというような混乱にもなるし、逆に言うと、78.2で逐一流しますということにすれば、これ、実際にやっていて、実感としてわかりましたのが花見のときの交通渋滞です。観光協会とタイアップしたと思いますが、駐車場の空き状況、それから交差点の混み状況を全部流してくれていました。そして、小さな看板で78.2の数字だけ見せて、情報はこれですというので、これは実際にやっていたことで、皆さんもご承知のことと思います。  そのことで、何が聞きたいかというと、ビジネスとしてやっているのが、もうけさせる必要はないけれども、なくならないようにしておくことが行政として大事なのではないか、大変これは難しいところの話なのでありますが、そういうことも行政として一応頭の片隅に置いておかなければいけないと思うのですが、こういうことについてお考えがあればお尋ねをしたいということです。 109 ◯委員長安藤 博君)   副市長。 110 ◯副市長松田一義君)   現在の彦根市にあるFMは、荒神山のびわ湖放送の鉄塔を使いながら電波を流しておられます。そういうことからいいますと、今回の地震の場合、即対応ができなくなってしまう。逆に台風とか大雨とか混雑状況とか、それは今ものすごく機能を果たしていただいていると思っております。  そういう中で、委員ご指摘の彦根市のFM電波が万が一何かの形でやめるということになってしまうと、その電波はなかなかこの地域に下りないということは十分聞いておりますので、電波の確保については非常に必要なものであると思っております。  ただ、今は民間でいろいろやっておられますので、そのことについてどこまでお話ができるかはこの場ではちょっとお話しできませんけれども、そういう状況は十分認識しておりますし、現在までも、彦根市の地域防災に対して、地域FMが果たしている役割というのは本会議でも多々ご説明申し上げておりましたので、その点については十分認識しております。その程度のお話ししかできませんけれども、十分認識しているということでございます。 111 ◯委員長安藤 博君)   細江委員。 112 ◯委員細江正人君)   私も商売をしておりまして、商売をしているのは自分のためだろうというような考え方もあります。しかし、私ども商人といたしましては、地域のため、人々のため、なくてはならないお店でありたい。なくなったら迷惑をかけるという自負を持ってやっておりますので、その辺のことも行政としては、やはり地域の形のあり方という点で、片隅に置きながら。商人の中には、どうもぼろもうけをしているというような、余りふさわしくないイメージを与えたものもあったようでございますので、それはいけないですが、事業としてやっているものの中には、やはりなくてはならないものもあるということは今ご答弁いただきましたので、ここで、何をどうということは当然できませんが、そういう考え方は大変必要だということをひとつよろしくお願いいたします。  もう1点、全然別の話ですが、よろしいですか。まちづくり基本条例でありまして、これ、ずっと熱心に彦根市まちづくり基本条例検討委員会がなされておりまして、議会でも質問されたりして、その方向性について注目をしておりました。答申が出ましたので拝見しましたが、今後どういう展開になるのか、成果物として出て、市長がお受け取りになって、パブコメに出ていますが、その後どうなるのかというのがちょっと気になっておりますので、お考えをお示しいただきたいと思います。 113 ◯委員長安藤 博君)   市長。 114 ◯市長獅山向洋君)   まちづくり基本条例につきましては、報告というような形で委員会から私にいただいたわけでございます。実はこのまちづくり基本条例、私もいろいろと意見を申し上げまして、また、議会からもいろいろなご意見が出ました。そういう意味で、委員会のお考えと市長の考えがかなり食い違っていたところもありまして、その調整に委員会の人とも何回かお話し合いをしたことがございます。そういういろいろな経過の中で出てきたわけですが、残念ながら、市長はどうしても、地方自治法というものがあることを前提の上で、さらに一歩踏み出すとか幅を広げるということなら意味がわかるのだけれども、余りに地方自治法と同じようなことばかりを別の言葉で言ってもらうと混乱するのではないのかというようなことをかなり厳しく言ったわけでございます。そういうことで、残念ながら、余りそこがきちんと調整されずに報告が出てきておりますので、私としては、全然違う視点から委員会の方に申し上げているのです。  というのは、現在、国、特に総務省を中心に、地方自治法を改正して住民参加の幅をもっと広げようではないかということが考えられておりまして、基本条例はつくってみたけれども、またその中で、参加の条件を広げてみても、地方自治法の改正の方がもっと広がっているではないかというようなことになりますと何か変な感じになりますので、現在、私の考えでは、少なくとも地方自治法改正の動向だけは見極めたいと思っております。  非常にあいまいなお答えで申しわけないですけれども、私はそのように考えております。 115 ◯委員長安藤 博君)   野村委員。 116 ◯委員(野村郁雄君)   東北・関東の地震に対して、1点ご意見というか、質問も申し上げたいと思います。  本当に日ごとに目を覆う状況でございますし、私どももテレビを見るたびに涙を流すような心境で思っております。月曜日の朝一番に、私どもの子どもたちと全員起立をして哀悼の意を表し、激励の意味で黙祷申し上げました。皆さんにもお見舞い申し上げたいと思っています。この気持ちをしっかりと持っているところでございます。  先ほどの答弁の中で水の問題、水道協会にお願いしてありますというご答弁がありましたが、現在、彦根市の方も給水車だとか消防車、救急車等のご派遣をいただいてご努力いただいたことに対しては、市民の皆さんも、よかったなと思っていただいていると僕は思っています。  実際、テレビで現場の方を見ると、水がない、食べ物がない、かといって、現場にも給水車、いろいろなものがたくさん行っていると思うのです。これは何かというと、恐らく津波のひどさに、1本の道路の確保が十分できていなくて、車も入れない状況があって、配給もできない状況があるのではないかと。そういう点で、水がない、水が欲しいというニュースも流れているところだと思います。  今、皆さんが一生懸命やっていらっしゃるのでどうこう言う気持ちはありませんが、彦根市としても、先ほども答弁があったように、日本水道協会にご依頼してありますだけではなくて、今回のことをしっかりと見極めていただいて、まず、幹線道路1本を、どこの避難所にも物が配れる体制をお考えいただくことが大事ではないかと僕は思っていますので、その点も改めてお考えいただきたいと思っているところです。  もう1点は、以前に防災関係で、高くかかる水槽ですが、耐震防火水槽を年に一基ずつ設置するようにずっとやってきていただいていると思いますが、現在、耐震防火水槽についてはどのような状況か、ちょっとお教えいただけるとうれしいと思います。  以上です。 117 ◯委員長安藤 博君)   市長。 118 ◯市長獅山向洋君)   今回の東北・関東大震災についての彦根市の方針、これは危機管理とも話し合って、彦根市として一定の方針は決めております。それを申し上げておきたいのですが、一番重要なのは、何が必要かということを言われて、それに対応するということが非常に重要でございまして、こちらの考えなり思いで持っていきますと、それを受け入れる体制ができていない場合、非常にご迷惑をかけるわけです。そういう意味で、現在、例えば消防庁の方からご要請があれば消防が行く、あるいはDMATの本部からご要請があれば彦根市立病院がチームを派遣する、また水道についても、水道協会から要請があれば行く、さらに今後、家屋の危険判定などについて、いずれ都市建設の方にもあるというような、向こうが、これが必要だとおっしゃったものに必ず対応するということが基本であるとお考えいただきたいのです。  それともう一つは、私どもはたまたま北関東に水戸市という親善都市がございますので、水戸市についても、何か必要なものがあったらいろいろと言ってくださいと申し上げておるわけです。本当に地域地域で皆違いまして、水戸市は関東で三つに入る那珂川という川がございまして、この川の上流に水道水専用のダムを持っておられるわけです。ですから、私どもはすぐ、発想として「水は要りませんか、毛布は要りませんか」と聞いたら、「両方とも要りません」とはっきり言われまして、その代わり粉ミルクなり、おむつなり、女性の生理用品とか、あるいは簡易トイレが欲しいとおっしゃるわけで、そういう意味で、今、国の方も余りきちっと体制が整っていなくて、こういうものが欲しいと言ってこられたらこちらも備蓄品を出すのですけれども、それも余り言ってこられなくて、今はあくまで人命救助なり生活支援。生活支援も極めて限られたところになっていまして、そういう観点で、野村委員のおっしゃることはよくわかっているのです。また市民も、テレビを見ていると、私も何かしたいという気持ちが強くて、こういうものが要るのではないか、ああいうものが要るのではないかとおっしゃるのですけれども、申しわけないけれども、皆それを抑えている、ちょっと待ってください、必要があれば必ずお願いしますのでと申し上げているのです。  もう一つはボランティア活動です。この方々からもいろいろとあるわけでございますが、ただ、悪いけれども、ボランティアの方々は自給自足で、自分で寝るところも食料も完全に準備して行っていただけると役に立つのですが、そうでない限りは、むしろ受け入れ側の負担になってしまうわけです。そういう意味で、ご承知のとおり自衛隊とか、あるいは警察とか消防はまさに、自分らの装備ですべて賄った上でお手伝いできるというきちんとした組織でございますので、そういうところから優先的に行っていただいているということでございます。そういう点で、今後、徐々に落ちついてきて、いろいろ要請があればそれに合わせてこちらもお願いしたいと思っておりますので、ひとつご理解をよろしくお願いします。 119 ◯委員長安藤 博君)   危機管理室長。 120 ◯危機管理室長(織田文雄君)   今ご質問がありました避難所への道路の確保ということでございます。この確保につきましては都市建設部が担当するようになっております。そういうことから、市内の建設業協会等を通じまして、まずはこういう道路を確保して、避難所に十分行き渡るような状況をつくっていかなければならないと考えておりますので、ご理解願いたいと思います。 121 ◯委員長安藤 博君)   警防課長。 122 ◯警防課長(河池 博君)   ご質問の、防火水槽の整備に関してお答えをさせていただきます。  消防本部としましては、5カ年ごとの整備計画に基づいて防火水槽は整備を進めたいという基本的なもので取り組んでいるところでございます。防火水槽につきましては、平成22年4月1日現在の数値でございますが、彦根市内に198カ所の防火水槽を整備しているところでございます。  ここ最近の防火水槽の整備につきましては彦根市全体として取り組んでいるところもございまして、彦根市土地区画整理事業でありますとか、農業振興の関係の事業によりますことも、そういう事業を活用しながら整備しているという実績でございますので、よろしくお願いいたします。 123 ◯委員長安藤 博君)   野村委員。 124 ◯委員(野村郁雄君)   その190余りは耐震防火水槽ですよね。ということの確認と、それから先ほど申し上げたかったのは、今の東北・関東の地震の中で、やはり道路が一番大事ではないかと、都市建設部ということですが、それはもちろんわかります。何かが起こったら、まず道路を1本先に確保する。これによって物資の輸送もできるしという意味で、その意味のご提案もしたかったものですから、そういう意味でお尋ねしていますので、しっかりとご対応いただけるようにお願いしておきたいと思います。  以上です。 125 ◯委員長安藤 博君)   警防課長。 126 ◯警防課長(河池 博君)   まず、防火水槽の耐震性のことでございますが、198カ所につきましては、昭和40年代、50年代からの整備でございまして、現在の耐震基準と若干異なるところがございます。しかしながら、この198カ所につきましては有効性はあると考えております。最近の耐震基準に基づいて整備した内訳につきましては、今のところ手持ち資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 127 ◯委員長安藤 博君)   市長。 128 ◯市長獅山向洋君)   道路の確保でございますが、これは私どもの手に余る問題なので、現状だけお話ししておきたいと思います。  既に水戸市まで10トン車で2回送っているわけでございますが、道路の確保は、まず道路の損害そのものの問題と同時に、余り道路を自由に開放すると、避難する方々やそちらの方へ助けに行こうとする方々などで車が混雑してしまって、現実、全然使い物にならないという状況があるわけです。現在は、県でもあらかじめ、こういうときにはこの車を使いますということで、例えば株式会社平和堂などは、20台ぐらいそういう登録をしておかれるわけです。ですから、こういう事態のときは、その中の1台を使わせていただくということになるわけでございまして、彦根市も、2回とも平和堂の登録してある車を使わせていただいたということでございます。  それと同時に、今度、彦根市から行く場合には、彦根市の警察署の一種の通行手形のようなものを持って行かないとなかなか通してもらえないということなんです。1回目はそういう通行手形をいただいて行ったのですが、2回目は通行手形を持って行かなかったのかな、ただ、彦根市の災害輸送というのをきちっと書いておりますと、東名高速道路などを下りるときにそのまま下ろしてもらえたり、また、上げてもらえたりということができるわけです。  それともう1点は、交通渋滞が非常に激しくて、今、東名高速道路と申し上げましたが、現状では、実際は北陸の方から回って、関越自動車道を通って水戸の方へ行くという状況でございまして、しかも道路が非常に傷んでいるという状況でございます。そういう意味で、道路確保につきましては国や県が一生懸命やっておられるのですが、通行規制も相当厳しいものがあるということだけはご理解いただきたいと思います。 129 ◯委員長安藤 博君)   理事者の方々に申し上げます。今、野村委員は彦根市で災害が起こったときの道路確保ということで、危機管理上必要ではないかという趣旨の質問だったと思いますので。  野村委員。 130 ◯委員(野村郁雄君)   皆さん、先ほど水道協会が応援してくれますとおっしゃるけれども、彦根市にも行ってもらっています。各地、現地へいっぱい飲み水が行っているわけです。だけど、実際、現地の避難所まで届いていないのですよ。きのう、おとといのテレビを見ていてもそうでしょう。ニュースで聞いた中ですけれども、「水が欲しいんです」、「体の調子が悪いから水が欲しいけど、水を飲んだらトイレに行かなければいけないので、ちょっと抑えているのです」、「体調が悪いんです」とおっしゃるから、現に皆さんのお気持ちが現地へ届いていない。僕が言うのは、そうではなくて、まず一番に道路を1本確保していただいて、それは、一般のものは一切通すべきではないです。救援の車両のみ通行できる道路を先に確保してほしい。今回は広範囲で非常に掌握しにくいと思うのですが、ご努力をいただいている中で、避難所にきちんといろいろな物品を届けるように、道路確保を一番にお考えいただきたいというご提案をしているわけです。  そういう意味でございまして、ガソリンがないとおっしゃっているのですけれども、これはおしかりを受けるので委員会が終わってからと思ったのですが、ガソリンがあって、皆さんが車で動き出されたら、今おっしゃるように、麻痺して、余計混乱しますよ。だから、ガソリンはもう少し我慢していただいて、まず救援物資を運ぶ救援車両だけが通行できる道路を1本、それぞれ、避難所に向かって通行できるように確保してほしい。彦根市の場合もそれに専念いただきたいというご提案をしているわけでございます。よろしくお願いします。  以上です。
    131 ◯委員長安藤 博君)   市長。 132 ◯市長獅山向洋君)   とんちんかんなお答えをして申しわけございません。  現地がそういう状況ということで、それを前提に彦根市のことも考える必要があるのですが、まず、今の東北の状況彦根市はかなり違うのではないかと思っているのです。と申しますのは、やはり琵琶湖という開かれた一つの湖面がございますし、同時に、この道路は南北にそれなりに走っているわけでございまして、やはり私どもは、これは市民の皆さんにも常に訴えているわけですが、まず、最低限、3日間だけは自給自足といいますか、自分たちで何とか持ちこたえられるようにしてください、そのために食糧とか水を備蓄してくださいということを言っているわけです。その間に電気などは大体、今回の水戸市の例も見ていますと、やはり電気などは非常に回復が早いです。そしてもう1点は、水戸市も4本ぐらいの大きな橋が通行どめになっていたわけですが、きのうあたりで2本だけになっています。また、避難所へ行っておられる方々も、最初見た段階では7,000人を超えておった、最初は1万5,000人と市長はおっしゃったのですが、それが7,000人になり、3,000人になり、現在では1,000人ぐらいになってきているわけです。そういう意味で、道路の確保はもちろん一生懸命するわけでございますけれども、同時に、市民の皆さんがそういうようなあらかじめの準備をしておいていただくということが後々の復旧に非常に役に立つということだけはおわかりいただきたいと思っております。 133 ◯委員長安藤 博君)   ほかに質問はありませんか。  辻委員。 134 ◯委員(辻 真理子さん)   昨日、危機管理室の方からファックスが届きまして、義援金にかかわる口座の開設というお知らせがございました。そのときに、滋賀中央信用金庫の彦根営業所の方で開設したというお知らせはよくわかりましたが、その下の方に注意書きとして、「上記にかかわらず、他の金融機関などを利用される場合は手数料がかかる場合があります」と書いてございましたが、滋賀中央信用金庫を利用なさっている方もあると思うのですが、その他の銀行を利用していらっしゃる方も多数あると思うので、そちらの方は手数料がかかってしまうということは、この事態に対して問題があるかと思うのです。ですから、ほかのところにも、こういう義援金の場合は一切手数料がかからないようにしていただきたいと市の方から要請をするべきではないかと思います。ここには、そのほかのところは手数料がかかると書いてありますので。  それからもう1点ですが、地震が起こりました直後から、ツイッターで、物資が必要だからというのが若い人たちの中でずっと回ったということで、それで彦根市民体育センターの方に、本当に置けないぐらいの物資が集まっていると伺っておりまして、車も入れない状況で、あきらめて帰って来たという方もいらっしゃるのですが、どれくらい集まっているのか、今後、それをどうしようと思っていらっしゃるのかということ、それと、持って行った方は、それが有効に活かされたのかどうか聞きたいと思うのです。今おっしゃったように、例えば物資を、市長のお考えで要るものだけ送ったということで、敏速な判断だと思いますし、また、市立病院の方からDMATが派遣されたということも私たちは情報として知っておりますが、市民の方は「彦根市はどんなことをしたのか」と私に問い合わせがあるのです。「彦根市は遅れているのではありませんか」という漠然とした気持ちなのでしょうけれども、市民の方にお知らせしないと、あの物資はどうなったのだ、彦根市はどんな対応をしているのだということをやはり知りたいと思うので、記者発表するなり、早くお知らせするということが必要かと思いますので、その点についてお尋ねいたします。 135 ◯委員長安藤 博君)   辻委員彦根市民体育センターの件は市がやっているわけではないので、ご了承ください。  では、答弁をお願いします。  危機管理室長。 136 ◯危機管理室長(織田文雄君)   義援金の口座でございますけれども、彦根市としましても、すぐに開設するように金融機関、ゆうちょ銀行とか、滋賀銀行とか、滋賀中央信用金庫とかに当たりました結果、やはりおのおの、振込手数料等をいただくとか、開設に時間がかかるということがございまして、その中でベストな滋賀中央信用金庫にお願いして、滋賀中央信用金庫の支店間については無料でさせていただくというようなことでございましたので、これが我々の選択肢としては最善の選択肢であったと考えております。  そして、市の援助活動等につきましては、逐次、記者発表、報道機関に提供しておりますし、ホームページにも載せております。そういうことをやっておりますし、また、水戸市民の方が直接こちらの方に電話をかけて、ありがとうございましたというような連絡もいただいておりますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 137 ◯委員長安藤 博君)   室長、今の質問の中で、ほかの金融機関に対しての要請をすべきではないかという趣旨の質問もあったので、答弁をお願いします。  危機管理室長。 138 ◯危機管理室長(織田文雄君)   一応、そういう要請はいたしておりましたけれども、結果こういうことになったということでご理解いただきたいと思います。 139 ◯委員長安藤 博君)   警防課長。 140 ◯警防課長(河池 博君)   先ほどの野村委員ご質問の追加説明をさせていただきます。防火水槽は198基でございまして、そのうち耐震性というものにつきましては93基でございますので、ご理解をいただきたいと思います。 141 ◯委員長安藤 博君)   ほかにご質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 142 ◯委員長安藤 博君)   ないようでございますので、以上で総務常任委員会を閉じます。  ご苦労さまでございました。                               午前11時36分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...